
フロアコーティングアドバイザー|執行役員
対馬 洋二
業界10年。数多くのフロアコーティングを手掛けてきました。前職はRIZAPのトレーナーとして、お客様の目標達成にコミット。その経験を活かし、売るためではなく、本当に必要なご提案を大切にしています。床材との相性や種類、ペット対応まで分かりやすくご説明します。


フロアコーティングアドバイザー|執行役員
対馬 洋二
業界10年。数多くのフロアコーティングを手掛けてきました。前職はRIZAPのトレーナーとして、お客様の目標達成にコミット。その経験を活かし、売るためではなく、本当に必要なご提案を大切にしています。床材との相性や種類、ペット対応まで分かりやすくご説明します。
アオイ建設で家を手に入れたみなさん、おめでとうございます。相模原に根ざして50年という会社を選ばれたことと思います。

「傷や凹みに強い床材」と説明を受けたので、コーティングは要らない気がしています。
その説明は正しいのですが、比較の相手はコーティングではありません。他の複合フローリングと比べて強い、という意味です。
しかもアオイ建設は分譲と注文で床材の扱いが分かれます。どちらで建てたかによって、確認する場所が変わります。
この記事では月300件以上を施工する専門店ピュアコートが、分譲と注文それぞれの床材の確かめ方、公式表現の読み解き方、費用の抑え方、そして施工をおすすめしないケースまで正直にお伝えします。



床材の説明は言葉選びが難しいところです。何と比べているかを見れば、判断できます。
1974年設立、神奈川県相模原市南区東林間に本社を置く会社です。地元に根付いて50年と公式サイトに明記されており、注文住宅を軸に事業を続けてきました。
| 会社名 | アオイ建設株式会社(1974年2月設立) |
|---|---|
| 本社 | 神奈川県相模原市南区東林間 |
| 資本金 | 1,000万円/代表取締役社長 上嶋将太 |
| 事業 | 注文住宅と分譲住宅(AOI Style)の二本立て |
| 構造 | 耐震等級3を標準仕様。許容応力度計算に基づく構造設計 |
| 断熱 | 硬質ウレタン吹付断熱ダルトフォームを標準採用 |
会社の成り立ちを知っておくと、床材の話も理解しやすくなります。アオイ建設は2018年にファースト住建のグループに入り、分譲事業を併営するようになりました。
3つめが、この記事の要点です。同じアオイ建設の家でも、分譲と注文では確認する場所が違います。
アオイ建設の分譲は、注文住宅より対応エリアが広く設定されています。東京都は立川市と町田市、神奈川県は横浜市の戸塚区と港南区、川崎市宮前区、相模原市の3区に及びます。
さらに平塚市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、秦野市、厚木市、伊勢原市、海老名市、座間市、綾瀬市まで含まれます。神奈川県の広い範囲で分譲地を見かける会社です。
違います。分譲は公式に床材が明記され、注文は記載がありません。それぞれ確かめ方が変わります。
| 建て方 | 床材の情報 | 確かめる方法 |
|---|---|---|
| 分譲住宅(AOI Style) | シートフローリングと公式に明記 | そのまま判断できます |
| 注文住宅 | 記載なし。施主が選んだもの | 仕上表か担当者に確認します |
分譲サイトの設備・性能ページには、床材について明確な記述があります。「ワックス掛け不要で傷や凹みに強いシートフローリングを採用」という一文です。
分譲住宅の会社が床材の種別まで公表するのは珍しいことです。シート系だと分かっている時点で、コーティングの相性は判断できます。
一方、注文住宅のサイトには床材の仕様記載が一切ありません。施工事例のデータ欄にも使用建材の項目がないため、ご自身が選んだ床材を確認する必要があります。
| 床材タイプ | 表面 | 傷の直し方 | コーティングの相性 |
|---|---|---|---|
| 無垢フローリング | 1枚まるごと天然木 | 削って補修できる | 塗装により可否が分かれます |
| 挽き板 | 厚み2mm前後の天然木 | 限定的 | ◎ ガラス |
| 突板 | 薄い天然木 | ほぼできない | ◎ ガラス |
| シートフローリング | 樹脂の印刷シート | できない | ◎ ガラス/シリコン |
注意が必要なのは無垢材だけです。オイル塗装の無垢材は施工を断られることがあります。それ以外は塗膜を乗せやすい床材です。
大事なのは何と比べているかです。分譲サイトの原文をそのまま引くと、比較の相手がはっきりします。
「ワックス掛け不要で傷や凹みに強いシートフローリングを採用。最も普及している複合フローリングより傷や汚れに強く、色あせやひび割れなどの劣化がしにくいのが特徴です」
比べているのは他の複合フローリングです。コーティングを施した床と比べているわけではありません。この一文を正しく読むと、次のように整理できます。
3つめが判断の分かれ目になります。傷が入りにくいことと、入った傷を直せることは別の話です。



「ワックス掛け不要」というのは、手入れが要らないという意味ではないのですか。



手入れが要らないのは本当です。ただ、守られているわけではないので、そこは分けて考えてください。
シートフローリングならガラスかシリコンが候補です。どちらも塗膜が乗りやすく、シート系との相性は良好です。
| 種類 | 仕上がり | 保証 | 向いている方 |
|---|---|---|---|
| ガラス | 自然なツヤ | 20年 | いまの見た目を変えずに守りたい |
| UV | 高光沢 | 30年 | 耐久性を最優先したい |
| シリコン | 程よいツヤ | 20年 | 水回りや費用重視で選びたい |
| DogGripCoat | 自然なツヤ | 30年 | 犬と暮らしている |
部屋ごとに種類を変えることもできます。居室はガラス、洗面所とトイレはシリコンという組み合わせなら、総額を抑えつつ耐水性も確保できます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 直せない傷から床を長期間守れる もともと不要なワックスがけと無縁でいられる ツヤや防滑を暮らしに合わせて選べる 売却時の内装評価にプラスに働く | 初期費用が12万円から45万円ほどかかる 一度施工すると簡単には剥がせない 無垢材は塗装により施工できないことがある 業者の腕で仕上がりに差が出る |
全室で12万円から45万円が目安です。アオイ建設の家は建物30坪前後が中心で、施工面積はおおむね55〜75㎡に収まります。
| 種類 | LDKのみ(約22㎡) | 1階全体(約35〜45㎡) | 全室(約55〜75㎡) |
|---|---|---|---|
| シリコン | 6〜9万円前後 | 9〜16万円前後 | 12〜22万円前後 |
| ガラス | 8〜12万円前後 | 13〜22万円前後 | 17〜33万円前後 |
| UV | 10〜16万円前後 | 17〜30万円前後 | 23〜45万円前後 |
| DogGripCoat | ガラス系に準ずる価格帯(施工範囲により変動) | ||
※業界一般の目安です。間取りや施工範囲、床材によって変わるため、正確な金額は無料見積もりでご確認ください。
この金額は単体で見れば安くありません。判断しやすくするために、何もしなかった場合に10年後に残る選択肢を並べます。
「ワックス掛け不要」という表現の裏返しがここです。手入れが要らない代わりに、手入れという手段も持てない床材だということになります。
不動産会社やオプション会経由で申し込むと、紹介料や中間マージンが上乗せされます。ピュアコートは直接取引のみなので仲介コストが乗りません。見積書には施工面積の根拠と下地処理・養生費まで記載しています。
います。専門店として、全員におすすめはしません。
現地を見たうえで「必要ありません」とお伝えすることもあります。無垢材の場合は施工自体をお断りすることもあります。
最後のひとつが、この記事でいちばんお伝えしたい点です。傷が入りにくいことと、入った傷を直せることは別だからです。
判断材料としてもうひとつ。アオイ建設は耐震等級3を標準とし、許容応力度計算に基づいた構造設計を採用しています。断熱も硬質ウレタン吹付を標準にしています。
| 対象 | 内容 |
|---|---|
| 構造 | 耐震等級3を標準。許容応力度計算に基づく設計 |
| 断熱 | 硬質ウレタン吹付断熱を標準採用 |
| 住宅瑕疵担保責任保険 | 構造と雨漏りを10年 |
| 床の傷 | 保証の対象外 |
構造にも断熱にも手をかけた家です。そのぶん床の表面だけが、引渡し初日から住む側の領域として残ります。



正直、営業されるのが怖くて相談をためらっています。



見積もりのあとにこちらから追いかけることはしません。必要ないと判断されたら、そのままで大丈夫です。
おすすめは引渡し後すぐ、入居前です。家具がない状態なら床全面を一度に施工でき、仕上がりのムラが出ません。
床の写真をお送りください。分譲か注文かもお知らせいただけると、判定が早く終わります。現地調査とサンプルも無料です。
注文住宅で無垢材を選ばれた場合は、塗装との相性を実物で確かめてから種類を決めます。部屋ごとに使い分ける場合も、この段階で範囲を確定します。
養生と下地処理から始め、1㎡ごとにツヤを確認しながら仕上げます。完了後は一緒に仕上がりを確認していただきます。
仕上がりの品質は塗る前の工程でほぼ決まります。新築の床にも建築時の粉塵が残っているため、除去を丁寧にやるかどうかで数年後の状態が変わります。
公式サイトの記述は「最も普及している複合フローリングより」強いという意味です。コーティングとの比較ではありません。他の複合フローリングより強いのは事実ですが、深い傷は入りますし、入った傷は直せません。
手入れが要らないのは本当です。ただし守られているという意味ではありません。むしろワックスという手段が使えないため、傷んだときに打つ手が限られます。
床材が違えば選べる種類も変わります。分譲はシートフローリングと公式に明記されているので判断が早く、注文はご自身が選んだ床材の確認から始まります。どちらも現物での確認は行います。
塗装によって可否が分かれます。オイル塗装の無垢材は密着が難しく、施工できないケースもあります。事前に密着テストを行い、できないときははっきりお伝えします。
できます。施工対象は踏み面と段鼻の部分で、側面と蹴込みは対象外です。階段は家の中でも摩耗しやすい場所なので、居室と一緒に施工しておくと見た目が揃います。
影響しません。床の表面に薄い塗膜を作る施工なので、構造にも断熱材にも触れません。許容応力度計算に基づく構造設計にも関係しません。
むしろ早めがおすすめです。引渡し日が決まった時点でご相談いただければ、引渡しから引越しまでの間に施工日を入れられます。この期間に施工できると、家具の移動費がかからず仕上がりも安定します。
アオイ建設の分譲サイトには、床材について「ワックス掛け不要で傷や凹みに強い」と書かれています。この説明は正確です。ただし比べている相手は、他の複合フローリングです。コーティングを施した床とではありません。
他の複合フローリングより強いのは事実ですが、椅子の脚を引きずれば傷は入ります。そしてシート系は入った傷を直せません。ワックスも使えないので、打つ手が最初から限られています。傷が入りにくいことと、直せることは別の話です。
注文住宅で建てられた方は、話が変わります。ご自身で選んだ床材が何かによって判断が分かれます。無垢材を選ばれた場合は施工できないこともあるので、先に相談してください。できないときにはっきりそう言う会社かどうかが、頼む先を選ぶ基準になります。
最初の一歩は、床を1枚撮って送るだけです。分譲か注文かをあわせてお知らせいただければ、判定はすぐ終わります。見積もり、現地調査、サンプル、床材判定はすべて無料で、そのあとこちらから追いかけることもしません。