丸和設計の家の床材|登録簿から調べる

監修者

フロアコーティングアドバイザー|執行役員
対馬 洋二

業界10年。数多くのフロアコーティングを手掛けてきました。前職はRIZAPのトレーナーとして、お客様の目標達成にコミット。その経験を活かし、売るためではなく、本当に必要なご提案を大切にしています。床材との相性や種類、ペット対応まで分かりやすくご説明します。

設計事務所は、名前だけで検索しても出てこないことがあります。

公式サイトを持たない事務所は珍しくありません。紹介と口コミだけで仕事が回っていれば、ウェブに情報を置く必要がないからです。情報が出てこないことと、実在しないことは別です。

そして設計事務所には、検索よりも確実な調べ方があります。この記事では建築士事務所の登録簿を使った特定の手順と、そこから床材にたどり着く方法、フロアコーティングの選び方を説明します。

検索しても会社のサイトが見つからないのですが

フロアコートアドバイザー

設計事務所なら、公的な登録簿で探せます

目次

丸和設計一級建築士事務所とは?

正式名称は「合同会社丸和設計一級建築士事務所」。東京都板橋区の設計事務所です。

東京都の建築士事務所登録簿に登録されている事務所で、登録番号は東京都知事登録 第65179号。資格区分は一級です。

事務所名称合同会社丸和設計一級建築士事務所
法人名称合同会社丸和設計(法人番号 6011403003764)
所在地東京都板橋区常盤台4丁目30番12号
設立2022年9月
事務所登録東京都知事登録 第65179号(一級建築士事務所)
登録年月日2022年10月20日
管理建築士渡邊 剛正(一級建築士 第356197号)
所属建築士一級建築士1名
東京都の建築士事務所登録簿および国税庁法人番号公表サイトより(2026年8月時点)

法人の設立が2022年9月9日、事務所登録が同年10月20日。会社をつくってすぐ設計事務所として登録しているという流れです。

一方で、公式サイトや設計実績の公開は見つかりませんでした。床材の仕様に関する情報も、公開されている範囲では確認できません。

この情報はご自身で照合できます

上の表の内容は、建築士事務所の登録簿WEB閲覧システムで誰でも無料で確認できます。2025年4月から、インターネット上で事務所名や所在地から検索できるようになりました。

建築士法第23条の9で、都道府県知事は登録簿を一般の閲覧に供する義務を負っています。この記事の内容も、そこで裏を取れます。

一級建築士事務所とは何か

報酬を得て設計や工事監理を業として行うには、建築士事務所として都道府県知事の登録を受ける必要があります。建築士法で定められた仕組みです。

事務所の種類管理建築士の資格
一級建築士事務所一級建築士
二級建築士事務所二級建築士
木造建築士事務所木造建築士

事務所名に「一級建築士事務所」と入っていれば、一級建築士が管理建築士として置かれている事務所ということです。一級建築士には、用途・構造・規模による設計対象の制限がありません。

ただし例外もあります。一定規模以上の建物では、構造設計一級建築士や設備設計一級建築士の関与が別に義務づけられています。

住宅側から見ると、一般的な木造2階建てであれば二級建築士でも設計と工事監理ができます。ただし鉄筋コンクリート造や鉄骨造で延べ面積300平方メートルを超える住宅などは、一級建築士でなければ設計できません。

つまり一級事務所が戸建住宅を手がけるのは、まったく珍しいことではありません。

管理建築士という役割

建築士事務所には、専任の管理建築士を置くことが義務づけられています。事務所の技術的な責任者にあたる立場で、他の事務所と兼務はできません。

管理建築士になるには、建築士として登録したあと3年以上の設計等の業務経験と、所定の講習の修了が必要です。名義だけで置ける役職ではありません。

誰が設計したかまで分かるものなんですか

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登録簿には管理建築士の氏名まで載っています

この仕組みがあるおかげで、事務所名から責任者までさかのぼれます。床材について問い合わせる相手を特定するときにも役立ちます。

登録には5年ごとの更新がある

建築士事務所の登録には有効期間があり、5年ごとの更新が必要です。更新を続けていれば、事務所として活動が継続していることになります。

逆に言えば、登録簿に載っていない名前は建築士事務所として活動していません。登録簿は、事務所の実在を確認する最短の道です。ウェブ検索を何度繰り返すより早く答えが出ます。

設計を頼んだ事務所はどう探す?

建築士事務所の登録簿は、一般の閲覧に供されています。

建築士法にもとづき、都道府県知事は登録簿を閲覧できる状態にしておく義務を負っています。事務所の名称、所在地、開設者、管理建築士といった情報が記載されています。

STEP
手元の書類で事務所名を確認する

設計者と工事監理者の名称が載っているのは確認申請書の第二面です。引渡し時の書類に副本があれば、そこで正確な事務所名を押さえます。確認済証や検査済証には設計者の記載欄がありません。

STEP
登録簿の窓口に問い合わせる

2025年4月から、登録簿はインターネットの登録簿WEB閲覧システムで無料で検索できます。事務所名や所在地から引くと、登録番号・資格区分・管理建築士・所属建築士の人数まで分かります。

STEP
事務所に直接問い合わせる

所在地が分かれば連絡が取れます。建築士事務所には設計図書の保存義務があり、期間は15年です(建築士法第24条の4第2項および同法施行規則第21条第5項)。竣工から15年以内なら、図面が残っている可能性があります。

登録は都道府県単位です。東京都内の建物なら、まず東京都の登録簿を当たります。ただし登録されているのは建物の場所ではなく事務所の場所なので、隣県の事務所という可能性もあります。

問い合わせるときに伝えること

事務所に連絡するとき、最初に伝えておくと話が早い情報があります。

  • 建物の所在地と、竣工したおおよその年
  • 建築主の氏名(現在の所有者と違う場合はその旨も)
  • 知りたいのは仕上表の床の欄だけ、という具体的な内容

3つ目が意外と効きます。図面一式ではなく、床の記載だけを見せてほしいと伝えると、相手の負担が小さくなります。

中古で購入した家の場合は、前の所有者の同意が必要と言われることもあります。まずは事情を説明して相談してみてください。

同じ名前の事務所に注意する

設計事務所の名前は、似たものが多くあります。社名だけで判断せず、所在地まで照合してください。

登録簿には所在地が載っています。手元の書類に書かれた住所と一致するかを確認すれば、取り違えを防げます。

設計者と施工者と売主は別のことがある

ひとつの家に関わる会社は、ひとつとは限りません。設計した事務所、工事をした会社、家を売った会社が全部違うケースがあります。

立場役割床材について聞ける度合い
設計者図面を作る仕上表を保存している
工事施工者実際に建てる使った製品を把握している
売主家を販売する仕様書一式を保管していることが多い

注文住宅なら設計者に、建売なら売主に聞くのが早いことが多いです。どの立場の会社に連絡しているのかを意識すると、話が早く進みます。

床材は何が使われている?

事務所にたどり着いたら、次は図面です。設計図書のなかに仕上表という一覧があります。

部屋ごとに床・壁・天井の仕上げ材を書いた表で、床材のメーカーと品番まで記載されているのが一般的です。品番が分かれば、表面の仕様までメーカーのサイトで追えます。

図面がなければ現物で判断する

図面が手に入らなくても、床そのものを見れば種類はある程度わかります。住宅の床材は大きく3つです。

種類見分けるポイントコーティング適性
複合フローリング表面に薄い木の層。継ぎ目が直線もっとも相性がいい
シート系フローリング木目のパターンが一定間隔で繰り返す製品によって可否が分かれる
無垢フローリング板ごとに木目も色も違う要相談。塗らない選択もある

判断が難しいのはシート系です。少し離れた位置から床全体を見て、木目の繰り返しがあるかを確認します。近づいて一枚だけを見ても分かりません。

設計事務所が入った家では、部屋ごとに床材を変えていることがあります。1軒のなかで種類が混在している前提で見てください。

どの種類のコーティングが合う?

床材が分かったら、コーティングの種類を選びます。主な選択肢は3つです。

種類耐用年数の目安質感向いている場所
ガラスコーティング約20年自然なつやLDK・居室全般
UVコーティング約20年光沢が強めつやを出したい部屋
シリコンコーティング約10年やわらかい光沢水まわり・費用重視

建築士が仕様を決めた家では、床の質感そのものが設計意図の一部になっていることがあります。強い光沢で覆うと、その意図が消えてしまいます。

素の床に近い仕上がりを保ちたいなら、ガラスコーティングが第一候補です。

部屋ごとに種類を変える選び方

全室を同じ種類で統一する必要はありません。居室はガラス、洗面所とトイレはシリコンという組み合わせも可能です。

水がかかる場所は耐水性を優先し、長くいる部屋は質感を優先する。予算に上限があるときほど、この分け方が効きます。

ワックスがけをやめられる

床の手入れとして一般的なのがワックスです。ただしワックスは半年から1年ごとに塗り直すことが前提の膜です。

塗り直しのたびに家具を動かし、古い層を落として塗り直す。これを10年続ければ、作業回数は10回から20回になります。

フロアコーティングは床材と結びつく塗膜なので、この繰り返しから抜けられます。費用を年数で割って考えると、見え方が変わってきます。

メリットとデメリットを正直に

メリットデメリット
細かい傷がつきにくくなる
水や汚れをはじく
ワックスがけが不要になる
日常の掃除が楽になる
初期費用がかかる
施工中は部屋に入れない
床材によっては施工できない
塗り直しには剥離が必要

最後の項目は見落とされがちです。一度塗った塗膜を塗り替えるには、まず剥離の工程が入ります。気軽にやり直せるものではありません。

だからこそ、最初にどの床材へどの種類を塗るかを決める段階が大事になります。

費用はいくらかかる?

費用は塗る床面積で決まります。部屋数や間取りの形ではありません。

施工範囲床面積の目安ガラスコーティングの目安
LDKのみ約20㎡10万円台前半から
1階全体約40㎡20万円台から
全室約70㎡30万円台から
床材の状態や下地処理の要否で変わります。正確な金額は現地調査後にお出しします

見積もりで確認する3点

  • 塗る面積が㎡で明記されているか(一式表記では比較できません)
  • 下地処理やワックス剥離が含まれるか(別途だと総額が変わります)
  • 保証の年数と対象範囲(塗膜の何を保証するのかを確認します)

この3点がそろえば、複数社の見積もりを同じ土俵で比べられます。金額だけを並べても、含まれる作業が違えば比較になりません。

施工しないほうがいいケースは?

あります。現地を見て「必要ありません」とお伝えすることもあります。

  • 数年以内に売却や賃貸に出す予定がある
  • 無垢材で、経年変化そのものを楽しみたい
  • 床材の製造元が塗膜の施工を想定していない
  • 床鳴りやたわみがあり、先に補修が必要

設計事務所が関わった家では、2つ目が現実的な論点になります。木そのものの経年変化を意図して無垢材を選んでいることがあるためです。

その場合、塗膜で覆うことが設計意図と逆に働きます。設計した建築士の考えが分かるなら、それも判断材料にしてください。

断られることもあるんですね

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無理に塗って後悔されるほうが困りますから

迷ったときの3つの判断軸

やるかやらないかで迷ったら、この3つを順に考えてみてください。

  • この家に何年住む予定か 10年以上なら費用を年数で割って考えられます
  • 床に何が起きると困るか 傷なのか水シミなのかで種類が変わります
  • 手入れにどれだけ時間を割けるか 割けないほど塗る意味が大きくなります

3つとも答えが出れば、必要かどうかはだいたい見えます。全部の部屋に塗る必要はありません。気になる場所だけという選び方もあります。

やるなら入居前がいちばん条件がいい

家具も荷物もない状態なら、床を全面まとめて塗れます。養生の手間も、部屋を分けて施工する必要もありません。

タイミング床の状態作業のしやすさ
引渡し前後傷も汚れもない家具の移動が不要
入居から数年細かい傷が入っている家具の移動が必要
10年以上摩耗が進んでいる下地処理に時間がかかる

住みながらでも施工できます。半分ずつ塗って、乾いてからもう片方へ移る進め方です。日数は延びますが、生活しながら進められます。家具が多い場合は置き場所を事前に相談します。

なお新築住宅の売主は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について10年間の瑕疵担保責任を負います(住宅品質確保促進法第95条)。

ただし床の仕上げ材の傷や汚れは、この対象に入りません。構造としての床版は対象ですが、その上に貼られたフローリングの表面は別だからです。

対象外だからといって何も言えないわけではありません。売主が宅地建物取引業者なら、引渡しから2年以上の契約不適合責任の期間が定められているのが一般的です。

丸和設計の家でよくある質問

丸和設計の床材の仕様はどこで分かりますか

公開情報からは確認できません。引渡し時の設計図書に含まれる仕上表に、部屋ごとの床材が記載されています。手元にない場合は、設計を担当した事務所に問い合わせてください。

設計事務所が実在するか確認できますか

できます。建築士事務所の登録簿は一般の閲覧に供されており、事務所の名称・所在地・開設者・管理建築士が記載されています。窓口は都道府県ごとに置かれています。

設計図書は何年保存されていますか

建築士事務所には設計図書の保存義務があり、期間は15年間です。根拠は建築士法第24条の4第2項と同法施行規則第21条第5項です。竣工から15年以内であれば、設計を担当した事務所に残っている可能性があります。

床材の品番が分からなくても見積もりは出ますか

出ます。現地調査で床の表面を見て種類を判断します。判断が難しい場合は、目立たない場所で試験施工をしてから本施工に進みます。

施工にはどれくらいの日数がかかりますか

面積によりますが、全室で1日から2日が目安です。塗った直後は歩けないため、当日の入室はできません。

ワックスとの違いは何ですか

ワックスは床の上に載せる膜で、半年から1年ごとの塗り直しが前提です。フロアコーティングは床材と結びつく塗膜で、種類によって10年から20年が目安になります。

無垢材でも施工できますか

できる場合とできない場合があります。樹種や表面の仕上げによって判断が変わるため、現地で確認します。塗らないほうがいいとお伝えすることもあります。

まとめ|設計事務所は調べられる

検索で情報が出てこない設計事務所はたくさんあります。それは事務所の良し悪しとは関係のない話です。広報にお金をかけない方針というだけのことも多くあります。

そして設計事務所には、検索より確実な調べ方があります。建築士事務所の登録簿は一般の閲覧に供されており、名称と所在地、管理建築士まで確認できます。

事務所にたどり着けば、次は図面です。設計図書の保存義務は15年(建築士法施行規則第21条第5項)。竣工から時間が経っていても、床材にたどり着ける可能性があります。

それでも分からなければ、現物を見て判断します。品番が分からないことが、フロアコーティングをあきらめる理由にはなりません。現地調査は無料でお受けしていますので、お気軽にご相談ください。

床は毎日足が触れる場所です。10年後にどんな状態でいてほしいかを考えて、必要なら手を打つ。まずは自分の家のことを正確に知るところから始めてください。

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