KOWA HOMESの高性能住宅|床だけ保証がない理由

監修者

フロアコーティングアドバイザー|執行役員
対馬 洋二

業界10年。数多くのフロアコーティングを手掛けてきました。前職はRIZAPのトレーナーとして、お客様の目標達成にコミット。その経験を活かし、売るためではなく、本当に必要なご提案を大切にしています。床材との相性や種類、ペット対応まで分かりやすくご説明します。

KOWA HOMESで家を手に入れたみなさん、おめでとうございます。性能にこだわって選ばれた方が多いのではないかと思います。

20年保証が付いているので、床も守られていると思っていました。

この記事の結論

20年保証の対象は構造と雨漏りです。床の傷は含まれません。ここまで性能にこだわった家で、床だけが引渡し初日から住む側の領域になります。

ただし悪い話ばかりではありません。高気密の家は塗膜にとって条件のよい環境です。理由は本文でお伝えします。

この記事では月300件以上を施工する専門店ピュアコートが、床材の確かめ方、高気密住宅ならではの相性、費用の抑え方、そして施工をおすすめしないケースまで正直にお伝えします。

フロアコートアドバイザー

性能を数字で見てきた方なら、床の話も納得いただけると思います。順にお伝えしますね。

目次

KOWA HOMESのレディメイド住宅とは?

千葉県流山市の興和流通商事が展開する分譲住宅ブランドです。「これまでの分譲住宅は妥協して買うが当たり前」という現状認識を出発点に、建築のプロが企画した提案型の分譲住宅として打ち出しています。

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会社名興和流通商事株式会社(1992年4月設立)
ブランドKOWA HOMES(コーワホームズ)
本社千葉県流山市
資本金2,000万円/代表取締役 小嶺朋典
工法パナソニックのテクノストラクチャー工法(木造+鉄骨梁)
コンセプトレディメイド住宅。注文住宅の満足度を分譲住宅の価格帯で

数字で示せる性能を持っている

KOWA HOMESが分譲住宅として珍しいのは、性能を数字で公表している点です。公式サイトに記載のある内容を整理します。

  • 全棟で構造計算を実施……テクノストラクチャー工法では、1棟ごとにパナソニックが構造計算を行います
  • 全棟が長期優良住宅……一部ではなく全棟という点が、分譲住宅としては際立っています
  • 断熱等級5・C値0.3以下……HEAT20のG1相当にあたる断熱性能で、全棟で気密測定を行っています
  • 20年の建物保証……まもりすまい保険の10年に、ジャパンホームシールドの保証10年を重ねた構成です

これだけの性能を持つ家で、床の傷だけが保証の外に置かれている。この落差が、この記事のテーマになります。

KOWA HOMESの床材は何が使われている?

公開されていません。構造や断熱の性能はこれだけ数字で示す会社ですが、床材のメーカー名と製品名の記載はありません

性能に関わる部分は徹底して開示し、内装の仕様は物件ごとの提案に委ねる。レディメイド住宅というコンセプトからすれば、筋の通った作りです。

だから現物で確かめる

床材が分からないまま種類を選ぶと、相性の悪い塗膜を入れてしまうリスクがあります。分譲住宅で使われる床材は複合フローリングにほぼ限られるので、タイプさえ分かれば判断できます。

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床材タイプ表面傷の直し方相性のよい種類
シートフローリング樹脂シート補修できないガラス/シリコン
突板フローリング薄い天然木ほぼできないガラス
クッションフロア塩ビ系張り替え施工対象外

長期優良住宅の家ほど床が置き去りになる

長期優良住宅の認定には、30年以上の維持保全計画を立てることが求められます。KOWA HOMESは全棟でこれを取得しています。

計画の対象になるのは、構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防ぐ部分、給排水設備です。床の表面仕上げは、この計画の中に入っていません

30年以上住み継ぐことを前提にした家で、床だけが計画の外にある。だからこそ床は住む側が計画を立てる領域になります。

テクノストラクチャーの家は床下地が強い

KOWA HOMESが採用するテクノストラクチャー工法は、木造に鉄骨の梁を組み合わせた構造です。梁のたわみが抑えられるぶん、床の水平が保たれやすいという性質があります。

床がたわむ家では、歩くたびに床材どうしがこすれて塗膜にも負荷がかかります。下地が動かない家は、塗膜も長持ちしやすいという関係になります。

1棟ごとにパナソニックが構造計算を行う仕組みも、この安定につながっています。床にとっては、目に見えないところで条件が整っている家です。

床材を確かめる3ステップ

STEP
購入時の書類を見る

性能を数字で管理する会社なので、仕様に関する書類は整っています。担当者に床材の品番を聞けばすぐ分かります。

STEP
木目の繰り返しを探す

数枚離れた床板を見比べます。まったく同じ木目が別の板に出ていればシート系です。印刷なので柄が一定の間隔で繰り返されます。

STEP
写真を送って判定してもらう

床を1枚撮って送っていただければ、ピュアコートが無料でタイプを判定します。木目の入り方と手触りでほぼ見分けられます。

高気密の家はコーティングに有利?

有利です。C値0.3以下の家は室内の温湿度が安定し、床材の伸縮が穏やかになります。塗膜にとっては条件のよい環境です。

気密の低い家では、季節ごとに室内の湿度が大きく振れます。床材はその変化に合わせて膨らんだり縮んだりするため、塗膜にも負荷がかかります。

KOWA HOMESは全棟で気密測定を実施し、C値0.3以下を確認しています。数字で管理された気密性能は、床の状態を長く保つうえでも効いてきます。

断熱性能が高いと、床が熱で傷んだりしませんか。

フロアコートアドバイザー

むしろ逆です。室温が安定するぶん、床材にとっては穏やかな環境になります。心配なのは床暖房のある部屋だけです。

どの種類が合う?

迷ったらガラスコーティングが基準です。硬度が高く傷に強いうえ、光沢が控えめで内装の印象を変えません。

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種類仕上がり保証向いている方
ガラス自然なツヤ20年いまの見た目を変えずに守りたい
UV高光沢30年建物の寿命に合わせて長く持たせたい
シリコン程よいツヤ20年水回りや費用重視で選びたい
DogGripCoat自然なツヤ30年犬と暮らしている

30年以上の維持保全計画を立てる家なら、塗膜の寿命も建物に合わせて選ぶという考え方が使えます。30年保証のUVは、この文脈では理にかなった選択肢です。

迷わないための3つの選択基準

  • 住む年数から逆算する……30年以上住むつもりなら、保証30年のUVが建物の計画と揃います。10年前後ならガラスで十分です
  • いまの見た目を変えるか決める……そのまま残すなら光沢の控えめなガラス、空間を明るくしたいならUVです
  • 家族構成で調整する……犬や猫がいるならDogGripCoat、水回りを重点的に守るならシリコンを組み合わせます

部屋ごとに種類を変えることもできます。居室はガラス、洗面所とトイレはシリコンという組み合わせなら、総額を抑えつつ耐水性も確保できます。

メリットとデメリットを正直に

メリットデメリット
維持保全計画の外にある床を守れる
ワックスがけから解放される
高気密の家は塗膜が長持ちしやすい
売却時の内装評価にプラスに働く
初期費用が12万円から45万円ほどかかる
一度施工すると簡単には剥がせない
床材によって施工できない種類がある
業者の腕で仕上がりに差が出る

費用はいくら?

全室で12万円から45万円が目安です。KOWA HOMESの物件は建物30坪前後が中心で、施工面積はおおむね55〜75㎡に収まります。

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種類LDKのみ(約22㎡)1階全体(約35〜45㎡)全室(約55〜75㎡)
シリコン6〜9万円前後9〜16万円前後12〜22万円前後
ガラス8〜12万円前後13〜22万円前後17〜33万円前後
UV10〜16万円前後17〜30万円前後23〜45万円前後
DogGripCoatガラス系に準ずる価格帯(施工範囲により変動)

※業界一般の目安です。間取りや施工範囲、床材によって変わるため、正確な金額は無料見積もりでご確認ください。

30年で考えると見え方が変わる

KOWA HOMESの家は30年以上の維持保全計画を前提にしています。その物差しで、何もしなかった場合に残る選択肢を並べてみます。

  • ワックスをかける……シート系の床材には定着しません
  • 傷を部分補修する……できません。表面が薄く、下地が出てしまうためです
  • 床を張り替える……できますが、家具の移動と数日の生活の制限がかかります

構造は30年の計画で守られ、床には計画がない。この非対称をどう埋めるかが、判断のポイントになります。

同じ施工でも金額が変わる理由

不動産会社やオプション会経由で申し込むと、紹介料や中間マージンが上乗せされます。同じ塗料で同じ職人が施工しても、経由するだけで2割から3割高くなることがあります。

ピュアコートは直接取引のみなので仲介コストが乗りません。見積書には施工面積の根拠と下地処理・養生費まで記載しています。性能を数字で見てきた方なら、内訳が見える見積書のほうが判断しやすいはずです。

費用を抑える3つのコツ

  • 入居前に施工する。家具の移動費がかからず、養生の手間も減ります
  • 部屋ごとに種類を変える。居室はガラス、水回りはシリコンで総額を調整できます
  • 施工範囲を絞る。まずLDKと1階だけ入れて、2階は後から追加する方法もあります

施工しないほうがいい人もいる?

います。専門店として、全員におすすめはしません。

  • 数年以内に売却や賃貸を予定している方。費用を回収しきれないまま手放すことになります
  • 床の傷を経年の味として受け入れられる方
  • クッションフロアの部屋だけを施工したい方。対象外のためお受けできません

現地を見たうえで「必要ありません」とお伝えすることもあります

逆に効果が大きいのはこんな家庭

  • 長期優良住宅として、建物の寿命まで住み継ぐつもりでいる
  • 小さな子どもがいて、おもちゃの落下や食べこぼしが日常的にある
  • 犬や猫と暮らしていて、爪の傷と滑りの両方が気になる
  • 性能にこだわって選んだ家だから、内装の状態も揃えておきたい

全棟で長期優良住宅を取得する会社の家です。構造に30年の計画があるなら、床にも同じ物差しを当てるのが自然な流れになります。

正直、営業されるのが怖くて相談をためらっています。

フロアコートアドバイザー

見積もりのあとにこちらから追いかけることはしません。必要ないと判断されたら、そのままで大丈夫です。

引渡し前と後、どちらで施工する?

おすすめは引渡し後すぐ、入居前です。家具がない状態なら床全面を一度に施工でき、仕上がりのムラが出ません。

STEP
無料相談と床材判定

床の写真か購入時の書類をお送りください。床材を判定し、施工範囲と金額をまとめてご案内します。現地調査とサンプルも無料です。

STEP
密着テストとプランの確定

実物で密着を確かめてから種類を決めます。床暖房の有無もこの段階で確認し、部屋ごとに使い分ける場合は範囲を確定します。

STEP
施工と仕上がり確認

養生と下地処理から始め、1㎡ごとにツヤを確認しながら仕上げます。完了後は一緒に仕上がりを確認していただきます。

仕上がりの品質は塗る前の工程でほぼ決まります。新築の床にも建築時の粉塵が残っているため、除去を丁寧にやるかどうかで数年後の状態が変わります。

KOWA HOMESのフロアコーティングでよくある質問

20年保証があるのに、なぜ床は対象外なのですか?

20年保証はまもりすまい保険の10年に、ジャパンホームシールドの保証10年を重ねた構成です。いずれも構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分が対象で、床の表面仕上げは含まれません。住宅の保証制度としては一般的な構成です。

長期優良住宅の認定に影響しませんか?

影響しません。認定の基準は構造、断熱、維持保全計画に関するもので、床の表面仕上げは対象外です。むしろ30年以上の維持保全を前提にする家ほど、床を守る意味があります。

高気密の家に施工しても問題ありませんか?

問題ありません。むしろ有利です。C値0.3以下の家は室内の温湿度が安定し、床材の伸縮が穏やかになります。塗膜にとっては条件のよい環境です。気密性能そのものにも影響しません。

床材のメーカーが分からなくても施工できますか?

できます。実物で密着テストを行えば施工可否は判断できます。床の写真を送っていただければ、タイプの判定は無料です。購入時の書類に品番の記載があることも多いので、あわせてご確認ください。

階段もコーティングできますか?

できます。施工対象は踏み面と段鼻の部分で、側面と蹴込みは対象外です。階段は家の中でも摩耗しやすい場所なので、居室と一緒に施工しておくと見た目が揃います。

施工できない床材はありますか?

ロフトやグルニエ、クッションフロアは施工対象外です。洗面所やトイレの床がクッションフロアの場合、その部屋は施工範囲から外れます。

まだ引渡し前ですが、いま相談してもいいですか?

むしろ早めがおすすめです。引渡し日が決まった時点でご相談いただければ、引渡しから引越しまでの間に施工日を入れられます。この期間に施工できると、家具の移動費がかからず仕上がりも安定します。

まとめ|性能を数字で見た方へ

KOWA HOMESの家を選ばれた方は、構造計算、長期優良住宅、断熱等級5、C値0.3以下と、数字で確かめてから決めてきた方が多いはずです。その物差しを、床にも当ててみてください。

20年の建物保証も、30年以上の維持保全計画も、対象は構造と雨漏りと設備です。床の表面仕上げは、どの計画にも入っていません。しかも分譲住宅の床材は傷が入ると部分補修ができず、ワックスも定着しません。守る手段はコーティングに限られます。

数年で手放す予定なら見送って構いません。ただ、全棟長期優良住宅の家を選んだということは、長く住むつもりだということでもあります。その前提なら、床にも計画を立てておく価値があります。高気密の家は塗膜が長持ちしやすいという追い風もあります。

最初の一歩は、床を1枚撮って送るだけです。それだけで床材の判定と、合う種類、費用の目安までお返しします。見積もり、現地調査、サンプル、床材判定はすべて無料で、そのあとこちらから追いかけることもしません。

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