スフィンクスが滑る床と皮脂汚れ対策|寝そべる無毛猫のフロアコーティング

監修者

フロアコーティングアドバイザー|執行役員
対馬 洋二

業界10年。数多くのフロアコーティングを手掛けてきました。前職はRIZAPのトレーナーとして、お客様の目標達成にコミット。その経験を活かし、売るためではなく、本当に必要なご提案を大切にしています。床材との相性や種類、ペット対応まで分かりやすくご説明します。

冬の夕方、床暖房の上でおなかをぺたりと床につけて寝そべっている。起き上がったあとの床には、うっすらと体の形の跡が残っている。スフィンクスと暮らしている方なら、きっと見覚えのある光景です。毛のない体と大きな耳、人なつこい性格で人気のこの猫種は、体ごと床に触れて過ごす時間が長い猫。だからこそ、床の滑りやすさも汚れやすさも、ほかの猫より暮らしに直結します。

この記事では、スフィンクスの体の特徴と床との関係、かかりやすい病気と床の関係、寝そべる床に残る皮脂汚れ、高い所からの着地と冬の床、スフィンクスに合うフロアコーティングの選び方までまとめました。

フロアコートアドバイザー

スフィンクスのお宅で現地調査をすると、ソファの前や窓辺の床に、うっすら黒ずんだ「いつもの場所」が見つかることがよくあります。毛のない猫ちゃんは、寝そべる床そのものがベッドなんです。

目次

スフィンクスは「毛がなく、体ごと床に触れて過ごす猫」

スフィンクスは、1960年代にカナダで見つかった無毛の猫をルーツとする猫種です。体重はオスで4〜7kg、メスで3〜4kgほど。見た目はほっそりしていても、しなやかで筋肉質な体と、ふっくらとしたおなかを持っています。

毛のない皮膚で、床に直接触れる

スフィンクスの体は、ごく短い産毛があるだけで、ほとんど皮膚がむき出しの状態です。毛のある猫なら被毛がクッションになりますが、スフィンクスは寝そべれば皮膚がそのまま床に触れます。皮脂の分泌も多く、固く絞ったタオルでの拭き取りや定期的なシャンプーが欠かせない猫種です。

体温が高く、暖かい床を探して寝そべる

スフィンクスはほかの猫より体温が高く、エネルギーの消費も早いとされます。そのぶん寒さにはとても弱く、冬は床暖房の上や日だまり、人のひざなど、暖かい場所を探して過ごすのが日課。遊び好きで運動量も多く、「生まれつきのアスリート」と呼ばれるほど活発に動き回る一面もあります。

つまり、毛がないぶん、床の冷たさも汚れも、肌で直接やりとりする。これがスフィンクスの床を考える出発点です。

スフィンクスの特徴と床の関係

毛がなく、寝そべると皮膚がそのまま床に触れる。皮脂の分泌が多く、体温が高いぶん寒さに弱いため、冬は暖かい床の上で過ごす時間が長い。活発で筋肉質な体で、高い所にも登る。床の滑りにくさと、汚れの落としやすさの両方が大事な猫種です。

スフィンクスがかかりやすい病気と床の関係

スフィンクスで注意したい病気として挙げられるのは、遺伝性の心臓病である肥大型心筋症、蕁麻疹などの皮膚疾患、耳ヒゼンダニによる耳かいせん症、外耳炎が悪化した中耳炎などです。皮膚のメラニンが少ないため、日焼けによる皮膚トラブルにも気をつけたいところ。どれも床を変えて防げる病気ではありませんが、関節と皮膚まわりには床と関わる部分があります。

心臓の病気は床では防げない

肥大型心筋症は、心臓の筋肉が厚くなって血液をうまく送り出せなくなる病気で、スフィンクスでは遺伝的なリスクがあるとされています。症状が目立たないまま進むこともあるため、定期的な健康診断での早期発見が基本です。子猫を迎えるときは、親猫の検査状況をブリーダーに確認しておきましょう。

皮膚と耳のケアはお手入れが基本

毛がなく皮膚が外気に直接さらされるため、スフィンクスは皮膚疾患にかかりやすい猫種です。耳にも汚れがたまりやすく、こまめなお手入れが欠かせません。皮膚や耳のケアそのものは床の役割ではありませんが、毛のクッションがないぶん、ささくれた床材や傷んだ段差の角で皮膚をこすらないよう、床の表面を整えておくことには意味があります。

関節は「着地」と「体重」に気をつける

スフィンクスは、膝蓋骨脱臼の好発猫種として名前が挙がる猫種ではありません。ただ、筋肉質でずっしりした体で高い所から飛び降りれば、着地のたびに脚へ衝撃がかかります。猫の膝蓋骨脱臼の対策としては、獣医師の解説でも滑りにくい床にすること、高い所からのジャンプを控えること、体重管理が勧められています。エネルギー消費が多いぶん食欲も旺盛なので、体重管理とあわせて考えたいポイントです。

スフィンクスの床対策で減らせることと床では防げない病気の比較
床で減らせること・減らせないこと

肥大型心筋症、皮膚疾患、耳かいせん症、中耳炎、日焼けによる皮膚トラブルは、床では予防も治療もできない。床が担えるのは、高い所から降りたときに脚が外へ流れるのを減らすこと、寝そべる床に移った皮脂を落としやすくすること、そして毛のない皮膚が触れる床の表面をなめらかに保つことです。

参考サイト:ペット保険のFPC|スフィンクスがかかりやすい病気・ケガ

参考サイト:ロイヤルカナン|スフィンクス

参考サイト:獣医師 あべれおな|猫の後肢跛行シリーズ 第3回「膝蓋骨脱臼(パテラ)」

スフィンクスが床に寝そべるとき、床に残るもの

キャットタワーやベッドで眠る猫と違い、スフィンクスはお気に入りの床にそのまま寝そべることがよくあります。ここに、毛のないスフィンクスならではの床の悩みがあります。

皮脂は、寝そべった床にそのまま移る

毛のある猫なら、皮脂はまず被毛が吸ってくれるもの。スフィンクスには受け止める毛がないため、寝そべった床やソファに皮脂が直接移ります。同じ場所で毎日くり返せば、白っぽいくもりや茶色っぽい黒ずみとして床に跡が残るように。無垢材や塗装の薄い床材だと皮脂が染み込み、拭いても落ちにくくなることがあります。

保湿ケアをした日は、床にも油分が残りやすい

スフィンクスの皮膚の保護には、保湿剤や無香料のオイルが使われることがあります。ケアのあとしばらくは、体や足裏に残った油分が床に移りやすい状態です。肉球に油分が残ったまま走り出すと、床の上で踏ん張りがききにくくなることもあります。週1回ほどのシャンプーのあとも、体をしっかり拭いて乾かしてから床に下ろしてあげてください。

寝そべる場所は「拭きやすい床」にしておく

寝そべること自体をやめさせる必要はありません。お気に入りの場所に洗えるマットを敷くのもひとつの方法ですが、スフィンクスは暖かさを求めて、マットの外の床暖房の上や日だまりに移動しがちです。寝そべる場所の床そのものを、皮脂が染み込みにくく拭き取りやすい状態にしておくほうが、毎日の掃除はぐっとラクになります。

フロアコートアドバイザー

スフィンクスのお宅では、ソファの前や窓辺、床暖房の効くリビングの中央など、猫ちゃんがおなかをつけて寝そべる場所を優先しておすすめしています。床の黒ずみは、たいてい同じ場所にできるからです。

高い所と暖かい場所が好きなスフィンクスの床

スフィンクスは寝そべるだけでなく、高い所に登るのも暖かい場所でくつろぐのも好きな猫です。床の選び方も、着地と冬の暮らしの両方から考えておきたいポイントがあります。

筋肉質の体で、高い所から飛び降りる

好奇心が強く運動神経のよいスフィンクスは、手の届かない物をめがけて棚やキャットタワーの上まで登ります。見た目より体重のある猫種なので、そこから飛び降りたときの着地の衝撃も小さくありません。着地した前脚が滑る床だと、体を支えようとした脚にねじれる力がかかります。

床暖房の上が、冬の定位置になる

寒さにとても弱いスフィンクスにとって、冬の床暖房は何よりのごちそうです。ところが、滑り止めや汚れ防止のためにラグやカーペットを敷くと、床からの熱がさえぎられてしまいます。暖かさを求めてラグの外の床に移動すれば、皮脂汚れの場所が広がるだけ、ということにもなりかねません。

フロアコーティングは床の表面にごく薄い塗膜をつくるもので、敷物のように床を厚く覆うわけではありません。床暖房の暖かさを遮りにくく、滑りにくさと汚れの落としやすさを両立できます。ただし、床暖房に対応した床材かどうか、どのコーティングが合うかは床材によって変わるため、現地調査での確認が欠かせません。

着地と冬の床づくり

筋肉質で体重のあるスフィンクスは、高い所からの着地の衝撃も大きい。ラグやカーペットは床暖房の熱をさえぎり、暖かい床を求めて猫が移動すれば汚れの場所も広がる。フロアコーティングは薄い塗膜なので暖かさを遮りにくい。床暖房への対応は床材によるので、施工前の現地調査で確認しましょう。

スフィンクスに合うフロアコーティングの選び方

ピュアコートで扱っているフロアコーティングはシリコン、ガラス、UV、DogGripCoatの4種類です。高い所から降りたときに脚が流れないことを優先するなら、グリップ力で選びます。どのコーティングも塗膜が床の表面を覆うので、皮脂が床材に染み込みにくくなります。

スクロールできます
種類滑りにくさ耐久性の目安スフィンクスとの相性
DogGripCoat◎約10年体重のある猫の着地を最優先で受け止める。犬用の名前だが猫にも対応
シリコン◎約10年柔らかい塗膜で横流れを抑え、寝そべる肌あたりもやわらか
UV○約20年硬い塗膜で汚れや爪傷に強い。耐久性を重視するなら
ガラス△約20年傷や汚れの軽減が主目的。滑り対策としては優先度低め

着地と寝そべりにはDogGripCoatかシリコン

着地の瞬間に脚がその場でとどまるかどうかが、関節にねじれが入るかどうかの分かれ目です。塗膜に柔らかさがあるシリコン系は、肉球が少し沈み込んで引っかかる感覚があり、外に逃げようとする脚を受け止めます。DogGripCoatは名前に「Dog」とありますが、猫の肉球にも対応したペット向けの設計です。寝そべる場所の皮脂汚れも、固く絞った雑巾や中性洗剤で拭き取りやすくなります。

施工範囲は「寝そべる場所」と「着地点」

スフィンクスの場合、優先したいのはソファの前や窓辺、床暖房の効くリビングなど、おなかをつけて寝そべる場所と、キャットタワーや棚の前など高い所から降りてくる場所です。汚れがたまる場所と、飛び降りる場所。この2つを押さえておけば、スフィンクスの床の悩みをまとめて守れます。

スフィンクスの優先施工エリア ソファ前・窓辺・床暖房・キャットタワー前・洗面所から廊下

迷ったら、無料サンプルで比べるのが早いです。ピュアコートではサンプルを無料でお送りしていて、実際にスフィンクスが寝そべったり飛び降りたりする様子を見てから決められます。

フロアコートアドバイザー

サンプルはいつも寝そべる場所の近くに置いて、数日後に表面を拭いてみてください。皮脂の跡の残り方と拭き取りやすさが、塗っていない床とはまるで違います。

猫と暮らすお宅でご依頼いただいた施工事例

横浜市南区・新築戸建て・シリコンコーティング|猫がジャンプするたびにツルッと滑る

猫が走ったりジャンプしたりするたびにツルッと滑るのが心配、というご相談でした。シティネットの新築戸建てで、洋室とリビングにシリコンコーティングを施工し、洗面・浴室・キッチン・IHには水回りコーティングを組み合わせています。シリコンコーティングは深いツヤとグリップ性能を両立でき、表面に適度な滑り止め効果が出るのが特徴。高い所から降りることの多い猫と暮らすお宅に向いた選び方です。

狭山市・新築戸建て・ガラスコーティング|犬や猫を迎える前に床を守りたい

犬や猫を迎える予定のご家族から、床の傷や汚れ対策のご依頼をいただきました。ケイアイスター不動産の新築戸建てで、家具搬入前にリビング・洋室・納戸・キッチンへガラスコーティングを施工し、浴室とトイレには水回りコーティングも行っています。入居前に床全体を仕上げておけば、子猫を迎えた日から同じ床で暮らせるのが利点です。

ピュアコートは紹介料や中間マージンのない直接取引で、月300件以上の施工実績があります。見積もり、現地調査、サンプル提供、床材の判定はすべて無料。最大30年の保証がつくので、スフィンクスとの長い暮らしをまるごとカバーできます。

スフィンクスとフロアコーティングのよくある質問

スフィンクスの皮脂で黒ずんだ床は、コーティングすれば落ちますか?

すでに床材に染み込んだ黒ずみは、コーティングで消えるものではありません。下地処理の段階で落とせる汚れを落としてから塗膜をつくり、それ以降の皮脂が床材に染み込みにくい状態にします。気になる汚れがある場合は、現地調査のときにご相談ください。

フロアコーティングでスフィンクスの病気を予防できますか?

肥大型心筋症や皮膚疾患、耳の病気などは床では防げません。定期的な健康診断と皮膚や耳のお手入れが基本です。フロアコーティングで減らせるのは、高い所から降りたときに脚が流れる状況や、寝そべる床に残る皮脂汚れといった暮らしの中の負担です。

毛のない肌が直接触れても、コーティングした床は大丈夫ですか?

塗膜がしっかり硬化すれば、猫が寝そべっても心配はいりません。シリコン系は塗膜に柔らかさがあり、肌あたりもやわらかです。硬化までの時間や施工直後の過ごし方はコーティングの種類によって変わるため、現地調査の際にご案内します。

床暖房のある床にもコーティングできますか?

床暖房に対応した床材であれば施工できるケースが多いですが、床材やコーティングの種類によって相性が変わります。現地調査で床材を確認したうえで、合うコーティングをご提案します。床材の判定は無料です。

リビングだけ施工することはできますか?

できます。寝そべる場所が集まるリビングや、キャットタワーのある部屋を優先して施工範囲を決めるお宅も少なくありません。現地調査で猫がよく寝そべる場所や飛び降りる場所を確認したうえで、必要な範囲と費用をご提案します。

まとめ|スフィンクスは「寝そべる床」と「降りる床」を整える

スフィンクスは、毛のない体で床に直接寝そべり、暖かい場所を探して過ごす猫です。皮脂は寝そべった床にそのまま移り、同じ場所に黒ずみとなって残りがち。筋肉質で体重もあるため、高い所から飛び降りたときの着地にも気を配りたい猫種です。

心臓や皮膚、耳の病気は床では防げませんが、着地で脚が外へ流れる場面と、床に残る皮脂汚れは床で減らせます。グリップ重視ならDogGripCoatかシリコンを軸に、施工範囲は寝そべる場所と着地点から考えてください。ラグで床暖房をふさがずに済むのも、寒がりなスフィンクスにはうれしい点です。

ピュアコートでは無料サンプルをお送りしていますので、いつも寝そべる場所の近くに置いて、皮脂の跡の残り方と拭き取りやすさを確かめてみてください。見積もり・現地調査も無料です。

フロアコートアドバイザー

寒くなる前に施工しておけば、床暖房の上で過ごす時間が長くなる冬も、拭きやすく滑りにくい床で迎えられます。床暖房との相性も現地で確認しますので、お気軽にご相談ください。

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