
フロアコーティングアドバイザー|執行役員
対馬 洋二
業界10年。数多くのフロアコーティングを手掛けてきました。前職はRIZAPのトレーナーとして、お客様の目標達成にコミット。その経験を活かし、売るためではなく、本当に必要なご提案を大切にしています。床材との相性や種類、ペット対応まで分かりやすくご説明します。


フロアコーティングアドバイザー|執行役員
対馬 洋二
業界10年。数多くのフロアコーティングを手掛けてきました。前職はRIZAPのトレーナーとして、お客様の目標達成にコミット。その経験を活かし、売るためではなく、本当に必要なご提案を大切にしています。床材との相性や種類、ペット対応まで分かりやすくご説明します。

東洋テックスの杢を選びました。2mmの挽き板だそうですが、コーティングをすると木の感触がなくなりませんか。



厚く塗れば、なくなります。だからこの床には薄く塗ります。2mmの挽き板は、それだけの価値があるものです。
杢は、東洋テックスが最高峰と位置づける天然銘木2mm無垢材挽き板フローリングです。表面仕上げはダイナミックコート。同じ東洋テックスでも、ダイヤモンドフロアーのシート系とはまったく別の床です。


東洋テックスの公式サイトと販売店の商品情報から、仕様を整理します。
| 項目 | 記載内容 |
|---|---|
| 表面 | 天然銘木2mm無垢材挽き板 |
| 表面仕上げ | ダイナミックコート® |
| 仕様の例 | ダイナミックコートR10(抗ウイルス・抗菌仕様) |
| 寸法 | 12×303×1,818mm |
| 梱包 | 1ケース3枚(1.65㎡) |
| 溝 | R1本溝/R2本溝/横溝あり |
| 樹種 | メイプル、チーク、オーク、ウォールナットなど |
| 品番の例 | X22S(3P 2本溝 オーク)/X12S(2P 1本溝) |
東洋テックスの公式サイトと販売店の商品ページに掲載されている内容をまとめたものです
挽き板というのは、天然木を厚めに削って貼ったものです。薄く削った突き板とは違います。
2mmあれば、木の質感がしっかり出ます。手触りも、見た目の奥行きも違います。無垢材に近い感覚です。
東洋テックスが最高峰と位置づけているのは、この厚みがあるからだと考えられます。
同じ東洋テックスでも、ダイヤモンドフロアーは特殊強化紙を使ったシートフローリングです。木目は印刷されています。
杢は本物の木です。この違いは、コーティングの考え方をまるごと変えます。


ここが、この床でいちばん考えていただきたいところです。
東洋テックスは、木のぬくもりを感じられる触り心地を実現したと説明しています。
コーティングは、その上に膜をのせる施工です。膜が厚ければ、触れるのは膜になります。木の感触ではなくなります。
2mmの挽き板を選んだ理由が手触りなら、ここは譲れないところのはずです。
| 塗る厚み | 傷への強さ | 木の感触 | 当社の判断 |
|---|---|---|---|
| 厚い | 強い | 失われる | この床にはおすすめしません |
| 薄い | ほどほど | 残る | 杢にはこちらです |
| 塗らない | 工場のダイナミックコートのまま | そのまま | 急がないなら選択肢です |
当社の施工経験にもとづく整理です。メーカーが公表している比較ではありません
傷への強さは、厚塗りするタイプに比べれば譲ります。それでも、この床を選んだ理由を消してしまっては本末転倒だと考えています。
杢には横溝ありの仕様があります。板の短い辺にも溝が入るということです。
溝が多いほど、塗料が溜まる場所が増えます。そこだけ膜が厚くなると、艶のムラになります。量を見ながら伸ばす必要があります。



この床は、塗る量の見極めがすべてだと思っています。


ここは、シートの床や突き板との大きな違いです。
シートフローリングは、削った時点で印刷された絵が消えます。突き板も、薄いので削れる量に限りがあります。
杢は2mmの挽き板です。削り代が比較的あるので、浅い傷なら直せる可能性があります。
ただ、表面のダイナミックコートも一緒に削ることになります。その部分だけ艶が変わるので、再塗装が必要です。
コーティングをしている場合は、膜ごと削ることになります。その部分だけ塗り直しです。
できるかどうかは状態次第ですので、傷が気になったらまずご相談ください。
直せる可能性があるといっても、手間も費用もかかります。色を合わせるのも簡単ではありません。
入る前に膜で受けておくほうが、はるかに楽です。当社がこの床にも施工をご提案する理由は、ここにあります。


杢には、ダイナミックコートR10のように抗ウイルス・抗菌仕様と表記されたものがあります。
抗ウイルスも抗菌も、床の表面で働きます。ウイルスや菌が触れる面に加工がしてあるから効くわけです。
その上にコーティングの膜をのせれば、触れる面は膜になります。加工された塗装は、膜の下です。
東洋テックスがこの関係について書いている記載は確認できませんでした。物理的に膜が上に来る、という事実だけをお伝えしています。
| 選んだ理由 | 当社のご提案 | 考え方 |
|---|---|---|
| 2mm挽き板の手触りが決め手 | 薄く塗る、または見送る | 手触りが最優先なら、塗らない選択もあります |
| 抗ウイルスが決め手 | 施工を見送るという選択もあります | わざわざ選ばれたものを消したくありません |
| 犬や猫の滑りが心配 | ペット向けの膜 | 足腰は痛めてからでは戻りません |
| 子どもの傷が心配 | 薄く塗る膜 | 走り回る時期は数年です |
当社が現地でご相談を受けるときの整理です。ご事情を聞いてから決めています
当社は抗ウイルス加工入りのコーティング剤を取り扱っていません。あるかのようにお話しすることはできません。


お子さんがおもちゃを落としたり、椅子を動かしたりして床に傷がつくのを心配されていた現場です。








この施工事例の詳細を見る(東京都日野市・2026-08-27公開)
走り回る時期は数年ですが、その数年で床はいちばん傷みます。2mmの挽き板は削って直せる余地がありますが、入れないに越したことはありません。
子育て中のご家庭で、床の美しさを長く保ちたいというご希望でした。








この施工事例の詳細を見る(東京都府中市・2026-08-30公開)
美しさを保つことと、木の質感を残すこと。この2つを両立させるには、薄く塗って艶を合わせるしかありません。
杢はメイプル、チーク、オーク、ウォールナットなどで展開されています。木の種類が違えば、性質も違います。
| 樹種 | 傾向 | コーティングで気をつけること |
|---|---|---|
| ウォールナット | 濃く、落ち着いた色 | 白い傷が目立つ。日焼けで色が変わりやすい |
| チーク | やや濃く、油分が多い | 塗料の密着を確かめてから進めます |
| オーク | 中間色、硬め | 比較的どの膜でも合わせやすい |
| メイプル | 明るく、硬い | 傷が目立ちにくい |
当社が現場で見てきた傾向をまとめたものです。同じ樹種でも個体差があります
天然木のなかには、油分を多く含むものがあります。そういう木では、塗料の密着が変わることがあります。
だから密着テストを省けません。目立たない場所に少量塗って、乾いてから確かめます。
天然木は日光で色が変わります。濃くなるものもあれば、褪せるものもあります。樹種によって違います。
コーティングでは止められません。レースのカーテンを閉めておくほうが、はるかに効果があります。
天然木の挽き板なので、1枚として同じものはありません。これは良さでもあり、サンプルが当てにならない理由でもあります。
当社が現地にサンプルを持って伺うのは、ご自宅の床の上で見比べていただくためです。


当社で杢に施工する場合の、おおよその金額です。
| 広さ | シリコン | つや消しのガラス | ペット向け |
|---|---|---|---|
| 30㎡前後(1LDK程度) | 約9万円〜 | 約12万円〜 | 約14万円〜 |
| 60㎡前後(3LDK程度) | 約16万円〜 | 約20万円〜 | 約24万円〜 |
| 90㎡前後(4LDK程度) | 約23万円〜 | 約28万円〜 | 約33万円〜 |
当社の標準的な施工価格です。厚塗りするタイプは木の感触を損なうため、この床では提案していません
杢は東洋テックスの最上位の床材です。ただ、コーティングの費用は床の価格とは関係ありません。塗る面積と手間で決まります。
高い床だから高い施工費、という考え方はしていません。
塗る量が少なくても、工程の数は変わりません。養生、密着テスト、洗い、乾燥、塗り。手間は同じだけかかります。
薄く均一に伸ばすほうが、むしろ技術が要ります。塗りムラが出やすいからです。


杢なのか、東洋テックスの別のシリーズなのか。品番が分かれば特定できます。
X22SやX12Sのような表記です。アルファベットと数字の組み合わせを控えてください
仕様書や住宅設備一覧に、メーカー名と品番が書かれています
各室の床の欄に、商品名が入っていることがあります
いちばん確実です。物件名か住所を伝えれば調べてもらえます
短い辺にも溝が入っていれば、横溝ありの仕様です
東洋テックスにはダイヤモンドフロアーというシート系のシリーズがあります。杢とは扱いがまったく違います。
見分け方は、木目が1枚ごとに違うかどうかです。同じ柄が繰り返されていればシート、すべて違えば天然木です。
品番が特定できなくても、現地で床を見れば判断できます。手触り、木目の違い、水を1滴たらしたときの弾き方。これで見当がつきます。
天然木かシートかは、触れば分かります。木は少し温かく感じます。


普段は乾いたモップでほこりを取るだけで十分です。水拭きは、汚れが気になったときだけにしてください。
市販のワックスを重ねるのはやめてください。ダイナミックコートの上にワックスをのせると、滑りやすくなったり部分的に剥がれて白く見えたりします。
表面が本物の木なので、水がかかったまま放置すると染みることがあります。とくに溝の部分は水が入り込みやすいです。
コップの底から落ちた水滴が、輪の形に残ることがあります。木が水を吸った跡です。消えないことが多いです。
膜があれば、拭き取るまでの時間に余裕が生まれます。それでも放置していいわけではありません。
木質系の床材は、湿度で伸び縮みします。冬に目地が開いて驚かれる方がいますが、これは正常な動きです。
気にして加湿器を強く使われる方がいますが、湿度が高すぎると今度は膨らみます。季節で動くのは正常なことなので、無理に抑えようとしないでください。
とくにダイニングチェアは1日に何十回も動きます。挽き板は削れると木の色が変わります。
100円で買えるもので、かなり変わります。コーティングをする前でも、しなくても、これだけはやってください。


| 時期 | 費用 | 仕上がり | 当社の見方 |
|---|---|---|---|
| 入居前 | 家具移動がないぶん安い | 全面を一度に塗れる | いちばんおすすめです |
| 入居後(家具あり) | 家具移動の手間が乗る | 家具の下は塗らない選択も | 住みながらでもできます |
| 目地が開いている時期 | 変わらない | 隙間に塗料が入る | 時期をずらすことがあります |
段ボールを引きずる、家電の角がぶつかる。天然木の床は、この場面でいちばん傷みます。
入居前に塗っておくと、ここで助かります。ただ、膜があっても引きずれば傷は入りますので、養生はしてください。
壁、建具、階段、コンセントまわりを覆います
樹種によって密着が変わるので、この工程は省けません
テストの部分が乾いてから、一度触っていただきます
既存の汚れを落とします
水分が残ったまま塗ると膜が濁ります。天然木は乾きに時間がかかることがあります
溝と木目に溜めないよう、量を見ながら伸ばします
艶と手触りを見ていただいて終わりです
この床でご依頼いただく方は、2mmの挽き板の手触りを気に入っています。塗ったあとに、それが変わっていないかを確かめていただきます。
テストの段階で違うと思われたら、そこでやめるという判断でも構いません。


ここまで手触りを守る話をしてきましたが、犬や猫と暮らしているなら、優先するものが変わるかもしれません。
ダイナミックコートは、表面を平滑に仕上げる塗装です。木だから滑らない、ということはありません。
走ろうとして足が横に滑る。これを何年も続けると、膝や股関節に負担が蓄積します。床だけが原因ではありませんが、床は毎日のことです。
犬が走って止まるときに、爪が床を引っかきます。2mmの挽き板でも、木は削れます。
削って直せる余地はありますが、部屋中の爪跡を直すのは現実的ではありません。入る前に手を打つ価値があります。
| 優先すること | 選ぶ膜 | 引き換えになるもの |
|---|---|---|
| 犬猫の足腰を守る | 滑りにくさ優先の膜 | 表面に凹凸ができ、手触りが変わります |
| 木の手触りを残す | 薄く塗る艶合わせの膜 | 滑りにくさはあまり出ません |
| 間を取る | 標準的なガラス | どちらも極端にはなりません |
当社が現地でご相談を受けるときの整理です。ご家族の状況を聞いてから決めています
見た目と健康のどちらを取るかは、ご家族で話し合って決めてください。当社はどちらの結論でも施工します。



犬のことを考えると滑らないほうがいいのですが、せっかくの挽き板なので。



犬が走る場所だけ滑り対策、それ以外は手触り優先というふうに、部屋ごとに分けることもできます。


杢の表面にはすでにダイナミックコートがのっています。木がむき出しになっているわけではありません。
オイルを塗って木に染み込ませる施工とは、前提が違います。無垢材向けの情報をそのまま当てはめないでください。
2mmあるので突き板よりは余地がありますが、無垢材のように何度もというわけにはいきません。
削れば表面の塗装も一緒に取ることになります。その部分だけ艶が変わるので、再塗装が必要です。
膜は傷を受け止めますが、傷がゼロになるわけではありません。とくにこの床では薄く塗るので、厚塗りするタイプほどの強さは出ません。
意味があるのは、木まで届く深い傷が減ることです。ここは正直にお伝えしています。
歩く場所の膜は必ずすり減ります。当社では、減った場所だけ部分的に手を入れる方法もご案内しています。


うちの床は杢で、2mmの挽き板ですと伝えたときに、手触りの話が返ってくるかどうか。ここで分かれます。
シートの床と同じ扱いで説明してくる業者は、この床を見ていません。
木の感触を残したいと伝えたときに、塗る量を抑えますという話が返ってくるかどうか。
傷に強いと言えば売りやすいので、どの家にも厚く塗る業者がいます。この床では、それが裏目に出ます。
天然木の挽き板では、艶よりも手触りが大事です。見るだけでは分かりません。
現地にサンプルを持ってきて、実際の床の上で触らせてくれるかどうか。当社はこれを省きません。
年数だけを比べても意味がありません。何が起きたときに、どこまで直してくれるのか。剥がれは対象だが変色は対象外、というように線が引かれていることがあります。
手触りについては、保証に書かれていないことがほとんどです。だからこそ、契約前にサンプルで確認することが大事になります。


東洋テックスにはシート系と天然木系があります。ご自宅がどちらかで、話がまるごと変わります。
| シリーズ | 表面 | コーティングの狙い |
|---|---|---|
| 杢 moku | 天然銘木2mm挽き板 | 手触りと質感を残しながら守る |
| 匠 takumi | ダイナミックコート®の表記あり | 公式サイトに表面材の記載は確認できず |
| 彩 sai | ダイナミックコート®の表記あり | 同上 |
| ダイヤモンドフロアー | 特殊強化紙のシート | 深い傷を入れないこと |
| CanvaS | Wヒーリング塗装の表記あり | 公式サイトに表面材の記載は確認できず |
東洋テックスの公式サイトのシリーズ一覧に掲載されている表記をもとに整理しました。記載のない項目はそのまま書いています
杢のほかに、匠 takumi や 彩 sai にもダイナミックコート®の表記があります。
ただ、同じ塗装名でも表面材が違えば、扱いは変わります。杢は天然木の挽き板です。他のシリーズが何を使っているかは、公式サイトでは確認できませんでした。
推測で書くことはしませんので、ご自宅の品番でご確認ください。
シート系は、同じ柄が一定の間隔で繰り返されます。天然木は、1枚として同じものがありません。
床にしゃがんで、数枚を見比べてみてください。すぐに分かります。


天然木の挽き板で、数年住んだ方から聞く話をまとめます。
| 気づく変化 | 起きていること | できること |
|---|---|---|
| 動線だけ艶が違う | 塗装がすり減っています | コーティングで進行を遅らせられます |
| 窓際の色が変わった | 日光で木が変色しています | 元には戻りません |
| 水を落とした場所に輪染み | 木が水を吸っています | 消えないことが多いです |
| 木目が深くなった気がする | 使い込みで表情が変わっています | 天然木の良さです |
使い込むうちに、木の色が深くなることがあります。これは劣化ではありません。天然木ならではの変化です。
膜があっても、この変化は進みます。膜は透明なので、下の木の色は見えているからです。
この経年変化を楽しみたいという方には、コーティングをしても差し支えありません。止めるものではないからです。
家具をどけたらそこだけ色が違った。これは日光による変色です。均一に進まないので、跡が残ります。
コーティングでは防げません。レースのカーテンを閉めておくか、ときどき家具の位置を変えるほうが効果があります。
どれも急には起きません。だからこそ、住んでいるご本人は気づきにくいです。久しぶりに来たご家族に言われて初めて気づく、ということもよくあります。


当社が現地でうかがったときは、床そのものだけでなく、窓の向きと家具の置き方も見ています。どこが先に傷むかが見えるからです。
施工するかどうかとは別に、そこは毎回お話ししています。膜をかけなくてもできることは、いくつもあります。
マットを1枚敷くだけで変わることもあります。まずは見せていただくところからです。
見に行ったうえで、今は必要ありませんとお伝えすることもあります。そのほうがお互いにとっていいと思っています。
できます。ただし2mmの挽き板の手触りが、この床のいちばんの価値です。厚く塗れば、触れるのは膜になります。当社は薄く塗る方針にしていますが、手触りが最優先なら施工を見送るという選択もあります。
厚く塗れば失われます。薄く塗っても、まったく変わらないとは言えません。だから当社は、密着テストの部分が乾いてから一度触っていただいています。そこで違うと思われたら、やめるという判断でも構いません。
突き板やシートよりは余地があります。ただ、表面のダイナミックコートも一緒に削ることになるので、その部分だけ艶が変わります。再塗装が必要です。部屋中の傷を直すのは現実的ではありません。
抗ウイルスも抗菌も床の表面で働くものなので、その上に膜をのせれば、触れる面は膜になります。東洋テックスがこの関係について書いている記載は確認できませんでした。当社は抗ウイルス加工入りのコーティング剤を取り扱っていません。
変わることがあります。天然木のなかには油分を多く含むものがあり、塗料の密着が変わることがあるからです。だから当社は必ず密着テストをします。目立たない場所に少量塗って、乾いてから確かめます。
まったく別の床です。ダイヤモンドフロアーは特殊強化紙を使ったシートフローリングで、木目は印刷されています。杢は天然銘木の2mm挽き板で、本物の木です。コーティングの考え方も変わります。
表面が本物の木なので、放置すると染みることがあります。コップの底から落ちた水滴が輪の形に残ることもあり、これは消えないことが多いです。膜があれば拭き取るまでの時間に余裕が生まれますが、放置していいわけではありません。
60㎡前後の3LDKで、つや消しのガラスコーティングなら約20万円からが目安です。床が高価でも施工費は変わりません。塗る面積と手間で決まります。正式な金額は現地を見てからお出ししています。
杢は、東洋テックスが最高峰と位置づける天然銘木2mm無垢材挽き板フローリングです。メーカー自身が、木のぬくもりを感じられる触り心地を実現したと説明しています。
その手触りは、厚い膜をのせれば失われます。触れるのが膜になるからです。だから当社は、この床には薄く塗る方針にしています。
傷への強さは少し譲ります。それでも、2mmの挽き板を選んだ理由を消してしまっては本末転倒です。
言葉でいくら説明しても、手触りは伝わりません。当社では現地にサンプルを持って伺い、実際の床の上で触っていただいています。
そのうえで、やめておきますという結論でも構いません。この床はすでにダイナミックコートで仕上げられているので、急いで何かをする必要はないからです。
ただ、小さなお子さんや爪のあるペットと暮らしているなら、話は変わります。そこは一緒に考えさせてください。

