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フロアコーティングのツヤなし・マット仕上げとは?仕上がり比較と選び方のコツ

フロアコーティングを検討し始めると、最初にぶつかるのが「ツヤあり」と「ツヤなし」、どっちにする?という問題。

「床を保護したいけど、ピカピカ光るのはちょっと…」「ナチュラルな雰囲気を壊したくない」という声、私たちも施工現場でたくさん聞いてきました。

フロアコーティングって、全部テカテカになるイメージがあるけど…ツヤなしの仕上がりってどんな感じなの?

この記事では、月300件以上のフロアコーティングを施工する専門業者の視点から、ツヤなし・マット仕上げの種類や選び方、床材との相性、失敗しないコツまで本音でお伝えします。

目次

フロアコーティングのツヤなし(マット仕上げ)とは?ツヤありとの違い

フロアコーティングは「無色透明の保護膜」を床に塗布する施工ですが、その仕上がりの光沢感は種類によって大きく異なります。まずは「ツヤあり」と「ツヤなし」の違いを整理しましょう。

「ツヤなし」と「ツヤあり」を並べて比較した仕上がりイメージ

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比較項目ツヤなし(マット仕上げ)ツヤあり(グロス仕上げ)
光沢感ほぼ無光沢〜わずかな艶照明や日光を反射してピカピカ
見た目の印象フローリング本来の風合いを維持高級感・清潔感が強く出る
皮脂・指紋目立ちにくい目立ちやすい
傷の見え方傷が目立ちにくい(光が反射しないため)傷が光の角度で目立つことも
部屋の印象落ち着き・ナチュラルな空間明るく開放的な空間
代表的な種類ガラスコーティング、セラミックUVコーティング、シリコン

ひと言でまとめると、ツヤなし=素材感を活かす仕上がり、ツヤあり=光沢で華やかにする仕上がり。どちらが良い・悪いではなく、住まいの雰囲気やライフスタイルに合わせて選ぶものなんです。

ツヤレベルの基礎知識|全艶・7分艶・3分艶・マットの違い

「ツヤなし」と一口に言っても、実は光沢にはグラデーションがあります。塗料業界では「分艶(ぶつや)」という単位で光沢レベルを表現するのが一般的。

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ツヤレベル分艶の目安仕上がりイメージ代表的なコーティング
全艶(グロス)10分艶鏡面のようにピカピカ光るUVコーティング
7分艶(セミグロス)7分艶ほどよい光沢感、上品シリコンコーティング
3分艶(サテン)3分艶かすかな艶、素材感を残すガラスコーティング
マット1分艶〜無光沢コーティングしたとわからない仕上がりガラスコーティング(微光沢タイプ)
ピュアコートスタッフ

「ガラスコーティング=ツヤなし」と思っている方が多いのですが、正確には1〜3分艶の「ツヤ控えめ」。完全なゼロ光沢ではなく、ほんのり上品な艶が残るのが特徴です。「コーティングしてるの?」と聞かれるくらい自然な仕上がりですよ。

ツヤなしフロアコーティングが選ばれる3つの理由

最近の施工では、マット仕上げを選ぶ方が年々増えています。私たちが月300件以上の現場で聞いてきた「ツヤなしを選んだ理由」をまとめると、大きく3つに集約されました。

フローリングの風合いを活かしたナチュラルな仕上がり

いちばん多い理由がこれ。とくにナチュラル系やウォールナット系の床材を選んだ方ほど、「せっかくの木目を活かしたい」「木の質感をそのまま残したい」と考えるケースが多いんです。

マット仕上げなら、コーティングの存在を感じさせないまま床を保護できます。「何も塗っていないのにキレイが続く」感覚は、ツヤなしならではの魅力ですね。

皮脂汚れ・指紋が目立ちにくい

ツヤあり仕上げで意外と多い不満が、「素足で歩くと皮脂の跡が目立つ」という声。光沢が高いほど汚れの影が反射して見えやすくなるんですよね。

マット仕上げは光を乱反射させるため、皮脂汚れや指紋、スリッパの跡がほとんど気になりません。共働きで毎日拭き掃除する時間がないご家庭からは「掃除のストレスが減った」という感想をよくいただきます。

インテリアを邪魔しない「主張しすぎない床」

北欧インテリアや和モダンなど、落ち着いた空間を目指す方にとって、床がピカピカ光るのはトーンが合わないもの。マット仕上げなら家具やカーテン、壁の色と自然に調和して、空間全体の統一感が生まれます。

「床が主役」ではなく「床は空間の土台」という考え方のお客様には、マット仕上げが圧倒的にハマりますよ。

ツヤなし・マット仕上げに向いているコーティングの種類

すべてのフロアコーティングがマット仕上げにできるわけではありません。種類によって光沢レベルはほぼ決まっています。ここでは、ツヤなし〜ツヤ控えめに仕上がる主要な種類を見ていきましょう。

ガラスコーティング(微光沢・1〜3分艶)

ツヤなし・マット仕上げの大本命がガラスコーティング。塗膜が非常に薄いため、光の反射が最小限に抑えられ、フローリング本来の質感がそのまま残ります。

ガラスコーティングがマットになる理由

ガラスコーティングの塗膜の厚みは約1〜3ミクロン。UVコーティング(約30〜50ミクロン)の10分の1以下です。塗膜が薄ければ薄いほど光の正反射が少なくなるため、自然とツヤが抑えられます。つまり「わざとツヤを消しているのではなく、構造上マットになる」のがガラスコーティングの特徴なんです。

硬度も高く(7H〜9H)、傷に強いのもポイント。マットな見た目なので万が一の小傷も目立ちにくいという一石二鳥の性質を持っています。

セラミックコーティング(半光沢・調整可能)

セラミックコーティングは耐熱性・耐水性に優れた高機能タイプ。光沢レベルは半光沢(セミグロス)〜やや控えめの仕上がりが主流です。

ガラスほどマットではないものの、UVやシリコンのようなギラギラ感はありません。床暖房との相性が良いのも強みで、「マット寄りだけど多少の艶は欲しい」「床暖房を使う」という方にはベストな選択肢になります。

UV・シリコンでもマット対応は可能?注意点あり

「UVコーティングやシリコンコーティングでもツヤなしにできる」と謳う業者も一部ありますが、これには注意が必要です。

  • 艶消し剤を混ぜる方法…コーティング剤に異物を混ぜるため、本来の硬度・耐久性・密着性が低下するリスクあり
  • 表面を研磨してツヤを落とす方法…施工後に研磨処理をかけるため、塗膜が薄くなり寿命が短くなる可能性
  • 厚塗りで無理にツヤを出さない方法…塗布量の調整ミスで密着不良や硬化不良を起こすケースも

いずれも本来の施工手順とは異なるイレギュラーな方法です。「マット仕上げにしたい」なら、はじめからマットに仕上がるガラスやセラミックを選ぶのが安心。無理にUVやシリコンのツヤを落とすより、素性が合った種類を選ぶほうがトータルの満足度は高くなります。

床材の色×ツヤレベル|相性の良い組み合わせガイド

同じマット仕上げでも、フローリングの色によって見え方はかなり変わります。ここでは床材の色系統ごとに、相性の良いツヤレベルを整理しました。

ホワイト系・ライトオーク系の床材に合うツヤ感

白っぽい床材は光を反射しやすいので、ツヤありにすると照明の映り込みがかなり強く出ます。「明るすぎてまぶしい」と感じる方もいるほど。

ホワイト系の床材ならマット〜3分艶のガラスコーティングがベスト。白い床の清潔感はそのまま残しつつ、テカリを抑えた上品な仕上がりになります。北欧インテリアやナチュラル系のお部屋との相性は抜群です。

ナチュラル系・ウォールナット系に合うツヤ感

ナチュラルブラウンやウォールナットなど中間色の床材は、どのツヤレベルでも比較的相性が良いオールラウンダー。

木目の質感を活かすならマット〜3分艶。少し高級感を出したいならセミグロス(7分艶)もアリです。「迷ったらサンプル板を2〜3枚取り寄せて比べてみる」のが、この色の床材では一番おすすめの方法ですね。

ダーク系・ブラック系の床材に合うツヤ感

ダーク系の床材は光沢を入れると高級感が映えますが、同時にホコリや皮脂汚れが白く浮いて見えやすくなるのが弱点。

お手入れの手間を減らしたいならマット仕上げが断然おすすめ。ダーク系×マットの組み合わせは「和モダン」「ホテルライク」な空間を目指す方にもぴったりです。逆に「床を主役にしたラグジュアリー感」が欲しい場合は全艶仕上げを選ぶと良いでしょう。

床材×ツヤレベル 早見表
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床材の色おすすめツヤ感理由
ホワイト系マット〜3分艶テカリを抑えて清潔感キープ
ナチュラル系マット〜7分艶(好みで選択)木目の質感を活かすならマット、高級感ならセミグロス
ダーク系マット〜3分艶汚れが目立ちにくく、落ち着いた空間に

インテリアスタイル別|おすすめのツヤ感早見表

床のツヤ感は、お部屋全体のインテリアスタイルとの調和で考えると失敗しにくくなります。目指す雰囲気に合ったツヤレベルを一覧にしたので、参考にしてみてください。

ナチュラル・北欧・和モダン → マット〜3分艶

木やリネンなど自然素材を活かしたインテリアには、床もマットに仕上げて素材感を統一するのがポイント。光沢を抑えることで壁・天井・家具と一体感が生まれ、空間全体が柔らかくまとまります。

和モダンでは畳コーナーや障子との連続性を持たせるため、床がギラギラ光るのはNGという方がほとんど。マット仕上げ一択と言ってもいいですね。

モダン・ホテルライク → セミグロス〜7分艶

モノトーン基調や間接照明を活かしたモダン空間には、ほどよい光沢のセミグロス(7分艶)が映えます。ツヤがありすぎると生活感が出やすいですが、7分艶なら「上品な光沢」と「落ち着き」のバランスが絶妙。

ホテルのロビーをイメージすると分かりやすいかもしれません。ピカピカではないけれど、ちゃんと手入れされている高級感がある、あの仕上がりです。

ラグジュアリー・クラシック → 全艶(グロス)

シャンデリアや重厚感のある家具を置いたクラシックスタイルには、全艶のUVコーティングで床を主役にするのも一つの手。光が反射して空間全体が華やかになるので、広い玄関ホールやリビングで採用されるケースが多いです。

ただし、全艶は皮脂汚れやホコリが目立ちやすいので、日々のお手入れ頻度は上がります。その点は事前に理解しておきましょう。

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インテリアスタイルおすすめツヤ感おすすめコーティング
ナチュラル・北欧・和モダンマット〜3分艶ガラスコーティング
モダン・ホテルライクセミグロス(7分艶)セラミック or シリコン
ラグジュアリー・クラシック全艶(10分艶)UVコーティング

自分の部屋がどのスタイルか分からない…という場合はどうしたらいい?

迷ったら、お部屋の写真を撮って業者に送ってみてください。経験豊富な業者なら、写真を見ただけで「このお部屋ならマットが合いますよ」とアドバイスしてくれます。無料サンプル板を取り寄せて、実際の床に置いて見比べるのも効果的ですよ。

ツヤなしフロアコーティングのメリット・デメリット

マット仕上げの魅力は伝わったと思いますが、もちろんデメリットもあります。メリットとデメリットを並べて、冷静に判断しましょう。

メリット・デメリット一覧

メリットデメリット
フローリングの木目・質感がそのまま残る
皮脂汚れ・指紋・ホコリが目立ちにくい
傷が目立ちにくい(光が反射しないため)
ナチュラル〜和モダンのインテリアと好相性
ガラスコーティングなら高硬度で耐傷性も◎
「施工した感」が少なく見た目の変化が小さい
部屋を明るく見せる効果はツヤありに劣る
あとからツヤを足すのは基本的にできない

「ピカピカが嫌」で失敗しないための3つの対策

「ピカピカにならないように」とだけ伝えて施工してしまうと、想像と違う仕上がりになることも。以下の3つを事前に押さえておけば、ツヤに関する失敗はほぼ防げます。

STEP
サンプル板を必ず実物で確認する

写真や画面上の画像だけでは光沢感を正確に判断できません。必ずサンプル板を取り寄せて、自宅の床に置き、日光・照明の下で見比べてください。できれば2〜3種類のツヤレベルを並べて比較すると、自分の好みが明確になります。

STEP
「分艶」で具体的にオーダーする

「ツヤなしで」とだけ伝えると、業者によって解釈が変わります。「1分艶のマットで」「3分艶のサテン仕上げで」と分艶で伝えれば、施工者との認識のズレを防げます。

STEP
はじめからマットに仕上がる種類を選ぶ

UV・シリコンに艶消し剤を混ぜる方法は、耐久性や密着性を犠牲にするリスクがあります。マットが希望なら、最初からガラスやセラミックなどマットに仕上がる種類を選ぶのが鉄則です。

「施工してみたらイメージと違った…」を防ぐには、とにかくサンプル板を見ること。PURE COATでは無料でサンプル板をお送りしていますので、気軽にお問い合わせくださいね。

ツヤなし・マット仕上げのフロアコーティングでよくある質問【FAQ】

マット仕上げに関して、お問い合わせで特に多い疑問をまとめました。

マット仕上げでも傷は目立ちますか?

マット仕上げは光が乱反射するため、ツヤあり仕上げに比べて傷が目立ちにくいのが大きなメリットです。とくにガラスコーティングは硬度が高く(7H〜9H)、そもそも傷がつきにくい上に、ついても目立たないという二重の効果があります。

ペットや小さな子どもがいてもマット仕上げは大丈夫?

マット仕上げでもペットや子どもとの暮らしに問題ありません。ガラスコーティングは適度なグリップ力があるため滑りにくく、ペットの足腰への負担軽減にも一役買います。さらに防滑性に特化したペット用コーティング(DogGripCoatなど)もマットな仕上がりなので、ペットがいるご家庭にはとくにおすすめです。

サンプル板はどうやって確認すればいい?

多くの専門業者では無料でサンプル板を郵送してくれます。届いたサンプル板を自宅の床に置いて、日中の自然光と夜の照明、両方の条件で確認するのがポイント。光の当たり方でツヤの見え方は変わるので、必ず2つの条件で確認してください。

艶の変更はあとからできる?

基本的に、施工後にツヤレベルを変更することはできません。マットからツヤありに変えるにはコーティングの剥離と再施工が必要になり、費用も手間も大きくなります。だからこそ、施工前にサンプル板で仕上がりイメージを確認しておくことが重要です。

まとめ|ツヤなしフロアコーティングで理想の床を手に入れよう

最後にこの記事のポイントを整理します。

この記事のまとめ
  • ツヤなし(マット仕上げ)はフローリングの素材感を活かしたナチュラルな仕上がり
  • ツヤレベルは「全艶」「7分艶」「3分艶」「マット」の4段階。ガラスコーティングは構造上マットに仕上がる
  • 皮脂汚れ・指紋・小傷が目立ちにくいのがマットの大きなメリット
  • ホワイト系・ダーク系の床材にはマットがとくにおすすめ。インテリアスタイルとの相性で選ぶと失敗しにくい
  • UV・シリコンを無理にマットにするのはリスクあり。はじめからマットに仕上がる種類を選ぶのが鉄則
  • 施工前のサンプル板確認が最重要。日光と照明の両方で見比べること

「ツヤなしにしたいけど、自分の家の床材に合うのか不安…」という方は、まずは無料サンプル板で実物の仕上がりを確かめてみてください。画面上の写真と実物では、光沢感の印象がまったく違いますよ。

ピュアコートスタッフ

PURE COATでは無料サンプル板のお送り・現地調査・お見積もりに対応しています。紹介料ゼロの直接取引だから、品質を落とさずコストを抑えた提案が可能です。お気軽にご相談くださいね。

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